マンハッタン パッセージのメーカー 株式会社レジャープロダクツ


 会社の歩み 〜第三章 1980年代


 ■第三章 1980年代「MANHATTAN PASSAGEブランドの誕生」

1969年、世界で初めて魔の海域と恐れられた北極海を通る北西航路(Northwest Passage)を経由してニューヨークまでアラスカ原油を運ぶという歴史的航海を成功させた大型タンカー S.S. Manhattan「マンハッタン号」を讃える記事を目にしました。その時、当社もバッグの世界でこの「マンハッタン号」のように「フロンティア精神」に満ちた「強靭」で「独創的」な製品を世に送り出したいとの思いを強くしたのでした。

こうして、S.S. Manhattan「マンハッタン号」が成功させた前人未到のNorthwest Passageの航海から、「MANHATTAN PASSAGE」というブランドは誕生したのです。


「マンハッタン号」

北西航路図


1980年(昭和55年)
マンハッタンパッセージの元祖となるモデルの誕生
「マンハッタン・フィッシングバッグモデル」

マンハッタン号の航海からヒントを得て、強靭性、防水性を追求して開発したのが、MANHATTAN PASSAGEの元祖になった「マンハッタン・フィッシングバッグ」です。これは東洋防水布製造(株)と共同開発した綿基布と裏地の間にラバー(ゴム)層を設け、表地と裏地を圧着した三層構造の新素材により、それまでのバッグの問題点であった「防水性」を飛躍的に向上させました。その時の開発が今日の超軽量、高撥水性を実現した三層複合構造へとつながり、改良を加えられながらMANHATTAN PASSAGE商品群の素材の基盤となり、受け継がれていきました。


1980年 #8300 「マンハッタン・フィッシングバックモデル」

1988年(昭和63年)
オーガナイザーパネル付きバッグの開発・発売
「MANHATTAN PASSAGE スクールデイパック」
強靭性を追求してバッグ作りを進めてきた当社が次に模索したのは「機能性」でした。それまでのバッグは、手帳やペンなどのステーショナリーがバッグの底に溜まってしまうことになり、物が出しづらくしかも重たく感じていました。そこで当社は、ウォールポケットをヒントにバッグの底ではなく壁面に整理整頓して収納できるオーガナイザーパネルを開発。従来のバッグには見られなかった機能性を持たせることに成功しました。

また、この頃開発・発売された「ディーラーパック」のオーガナイザーは、当社のビジネスバッグのオーガナイザーの原型となりました。
同時期にシリーズとして開発・発売された 「ポートフォリオケース」は、フジTVドラマ「世界で一番君が好き!」番組内にも登場、新時代のビジネスバッグの到来を予感させる画期的製品としてビジネスマンや学生の間で支持されました。



1988年 #2650 「スクールデイパック」






 >chapter4  第四章 世界のプロたちが支える品質 〜 1990年代



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