マンハッタン パッセージのメーカー 株式会社レジャープロダクツ


 会社の歩み 〜エピローグ


 ■ エピローグ 大切なものは見えないところにある

新素材や技術革新といった新たなる時代への挑戦にとりくむ一方で、当社が創業以来大切に守り続けてきたことがあります。それは”縫う”というバッグ造りの基本へのこだわりです。
2002年に発売した「MANHATTAN PASSAGE」ゼログラヴィティ・シリーズ、そして2007年に発売したアルティメット・コレクションを例にとっても、1個のバッグが誕生するまでに平均150工程もの熟練職人達の手仕事を要しています。それが同種のバッグの実に約2倍~3倍もの工程数であることは案外知られていません。

例えば裁断面の処理。通常、生地を切った時の裁断面はどのように処理されているかご存じでしょうか?実は「何もされていない」のです。裁断したままなのですぐにほつれてきます。ほつれが縫い合わせの部分にも進むと糸がほどけてしまい、生地が外れてしまいます。だが、当社のバッグは違います。ホットナイフで裁断面を溶かしたり裁断面を三つ折りにして縫い合わせたりと、決してほつれないような様々な工夫が施されているのです。

人間の心がそうであるように、「大切なものは、見えるところにではなく、見えないところにある」という当社のモノづくり哲学。それこそが、私たちが一番大事に守り続けていることであり、また何よりも「MANHATTAN PASSAGE」が多くの皆様に愛されている由縁であります。



細部までこだわりを持って建築された純和風の九十九里の創作工房

2008年、当社は千葉の九十九里浜に、次世代のために純和風の創作工房を建築しました。
ここで、一人ひとりが自らの創作意欲を高め、より素晴らしい製品を世に送り出すためでもあります。

匠の技が細部に渡ってふるわれた日本建築の工房には、モノづくりにとことんこだわる哲学が息づいています。創作するための空間もまた、モノづくりには欠かせない要素なのです。

そして、この場所を訪れる後進たちにこの魂を引き継いでいます。
時折、聞こえてくる九十九里の波の音は、遊び心をも刺激し、新たな感性を呼び覚まします。これもまた、創作のための糧となるのです。

このこだわりがある限り、「世界のベストクオリティーバッグの開拓者たらん」という創業の理念は今までも、そしてこれからも生き続けると私たちは確信しています。



創作工房で開発された商品の一例(アルティメットコレクションシリーズ)






                         バッグ「初」物語〜当社40年の歩み


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